ドライフルーツというと、カロリーが気になってあまり気が進まないものです。
あまりにも一般的な干しぶどうに、便秘対策のほかに何かいいことがあるのかと思われるかもしれません。
しかしここで、朝食に含めるとビタミン、ミネラルの宝庫だということに気付かれるでしょう。
色が物語る
大抵干しぶどうのデザイン画に色をつけるとしたら、何色ですか?
紫から茶、黒あたりですしょうか。
その色で思い出すのは、何ですか?
ブルーベリー、ワイン、チョコレートのような抗酸化作用のある食べ物ですね。
安くて知られすぎている干しぶどうも、正しい仕方、正しい時間に消費するなら、私たちの身体にとてもいい作用をもたらしてくれます。
ここで、朝食に定期的に干しぶどうを食べるべき6つの理由を考えてみましょう。
高血圧予防に
干しぶどうには、私たちの心臓を守ってくれる効能があるんです。
・まず頭に入れておくべきことは、名前から想像できるように、ブドウ糖がふくまれていること。
・だからこそ、効能を最大限に引き出すための秘訣は、「定期的に、バランスよく」なのです。
・たとえば、毎日ひとつまみ(25グラム)の干しぶどうを消費すれば、血圧を下げるためのカリウムが体内に吸収されます。
・干しぶどうに含まれている食物繊維は、血管内の化学反応を調整し、血管壁を柔らかく保ちます。
滋養強壮、貧血対策に
干しぶどうには、貧血対策のための程よい量の鉄分が含まれています。
・さらに、新しい血液を製造するために必要な、様々なビタミンB種も入っているんです。
・赤血球を増産するための銅もたっぷり含まれています。
1日の始まりに力をつけるために食べる朝食にぴったりな、炭水化物もとれるんです。
解毒作用も
ちょっと手を加えれば、もっと効能を引き出せます。
・まるまる一晩干しぶどうを水に浸けておきます。
・戻し水を朝食時に飲むだけ!
自己修正の働きをしている肝臓、腎臓の助けになります。
自然の便秘薬
体内に摂り入れられた干しぶどうはなんと、水溶性繊維ゆえに膨らみます。
・この過程が、小腸の動きに役立つんです。膨らむ過程で便を動かし、押し出すようです。
・さらに、下痢で苦しんでいるときに、この水溶性食物繊維が下痢の水分量を減らし、衰弱しないために必要な栄養素を補給しながら少しずつよくするんです。
骨にも優しい
干しぶどうはカルシウムとマグネシウムの宝庫であり、骨への栄養補給と成長に欠かせません。
骨粗鬆症を予防し、関節の働きをよくします。
鎮痛剤、消炎剤成分が含まれているため、関節炎で苦しんでいる人たちにもおすすめです。
コーラなど炭酸飲料、カフェインの飲みすぎなどによる害を減らす、脱石灰化の役目も果たします。
食欲を減らす!
干しぶどうはカロリーがあるからダイエットには厳禁!
なんて話を聞きますが、なんと、食欲とコレステロールを減らすという逆の効能が発見されたんです。
その甘みにより食べれば満足感が得られます。
もちろん、たくさんの糖分が含まれますから、ちゃんとお医者者さんに聞いてからにしてくださいね。
抗酸化作用!
血液成分の酸化が進むと、腎臓結石、痛風、腫瘍、関節炎、脱毛や皮膚炎などを起こします。
ところが干しぶどうはカリウム、マグネシウムを含むため、その過程を阻止してくれるんです。
歯の健康にも
干しぶどうの主な成分の1つに、オレアノール酸があります。
ぶどうの他にはオリーブに含まれているものですが、これが虫歯予防に欠かせないものなんです。
虫歯や歯ぐきをダメにするバクテリアの成長を妨げます。
カルシウムたっぷりの食物と一緒に摂るなら、歯のエナメル質が剥がれるのを防止します。
いかがでしたか?
干しぶどうだけで食べてもよし、豚肉料理にいれてもよし。
リンゴ甘煮に加えたり、ココナツアイスと一緒に食べたりなどもできます。