皆さんは、毎日きちんと「歯のケア」をしていますか?
歯並びが綺麗な人、歯が白くて美しい人、にっこりと笑顔が素敵な人…。
どれも歯のケアを日々欠かさずしてきたからこそですね。
今回はそのうち「歯を白くする」すなわち「ホワイトニング」の具体的な方法についてご紹介します。
歯はなぜ汚れてくる?
食事の食べ残り(食べカス)を放置することによって汚れる
皆さんご存知の通り、私たちが食事をした後は、歯に食べ残り(食べカス)が残っている状態になります。
目に見えない食べカスは歯についたままになって長時間放置されることで、そのうち「歯垢(しこう)」となり、しだいに「歯石(しせき)」となっていきます。
歯垢のうちはまだ歯磨きである程度ケアできるのですが、それが長い間除去されないと徐々に歯の表面や隙間で固まっていき歯石となってしまいます。
歯石となると、その後それを取り除くのは歯磨きだけでは難しく、歯医者さんで研磨してもらったりしないといけなくなり大変です。
もちろん毎日の歯磨きを怠っているとそのリスクがより高くなります。
また毎日欠かさず歯磨きをしていたとしても、どうしても取りきれない歯の隙間の歯垢や食べカスが少しずつ蓄積していきます。
歯垢や歯石が増えると歯が全体的に黄色くなり、舌で歯の表面を触ってみると「ザラザラ」とした状態になります。
歯を出して喋ったり笑ったりするときに歯が黄色いとどうしても不潔な印象をもたれてしまいがちですよね。。。
また、逆に歯が黄色いことで歯を大きく出して笑うのに抵抗を感じて、自分で笑うのを無理に押さえ込むことで人間関係にまで影響が出てきてしまう場合さえあります。
また、歯垢や歯石を放置することは虫歯菌の温床となり、口の中を虫歯になりやすい状態にしてしまうことにもなります。
飲み物によって沈着する(ステイン)
食べカスを放置することはもちろん歯を汚す最も大きな原因ですが、それ以外にも歯が汚れる原因があります。
コーヒーや紅茶などは、ずっと飲み続けていると、少しずつではありますが歯に沈着汚れ(ステイン)がついて汚れてきます。
飲み物の中ではコーヒーや紅茶が代表的なのですが、それ以外にも特定の飲み物を好む人はその中に含まれている成分によって歯が汚れていくということに繋がります。
タバコによって沈着する
喫煙者の方はこちらもご存知かとは思いますが、タバコを吸うことでタバコに含まれている成分(ヤニ)が歯を汚すことに繋がります。
1日にタバコを吸う量が多ければ多いほどその可能性が高くなります。
食べカスや飲み物による沈着とはまた違って、タバコによる歯の汚れは黒色(「黒ずみ」とも言います)となっていきますのでさらに注意が必要です。
歯のホワイトニングとは何?
そういった歯の汚れを取り除いて歯を白くすること、また歯を白く維持することを総じて「ホワイトニング」と言います。
歯のホワイトニングをすることで、外見が良くなるため歯を見せて喋ったり笑ったりすることに抵抗がなくなり、人と自然な笑顔で話すことができるようになります。
人からの印象も良くなるだけでなく、自分自身の中で自信にも繋がります。
また歯を白く清潔に保つことで、虫歯や歯周病などといった歯の病気になるリスクも大幅に軽減されます。
クリーニングとの違い
歯についた歯垢や歯石を取り除くことを「クリーニング」と言います。
クリーニングは歯科医師によって専用の器具(スケーラーなど)を用いて行われます。
歯医者さんに行ったことのある人なら一度は体験したことがあるのではないでしょうか。
ホワイトニングとは違い、歯を白く保つための効果はなく、あくまで「現状の歯を綺麗にする」だけの効果に留まります。
実際に歯をホワイトニングする方法
歯のクリーニングだけでなく、歯を白くすることを「ホワイトニング」と言います。
現状の歯の色が全体的に黄ばんでいる、黒ずんでいるという場合はこのホワイトニングをすることで歯の色を白く変化させることができます。
歯医者さんでホワイトニングしてもらう(オフィスホワイトニング)
歯医者さんに通院してホワイトニングをしてもらうことを「オフィスホワイトニング」と言い、こちらが一般的なホワイトニング方法となります。
主に過酸化水素などを含む薬剤を歯の表面に塗布し、レーザー光などを当てることで活性化させて歯を白くする方法です。
1回の通院でできる場合と、数回通院が必要な場合があります。
保険適用とならないためおおよそ目安として数千円〜数万円ほどの費用がかかります。
その内容や方法によっても費用は異なりますので、具体的な金額についてはお近くの歯科医院にてお問い合わせください。
クリーニングと違って薬剤を塗布するため施術後は冷たいものや暖かいものを飲食すると歯がしみる場合がありますが、時間が経つにつれて収まっていきます。
自宅でホワイトニングする(ホームホワイトニング)
何度も通院するのが大変な場合は自宅でホワイトニングを行う「ホームホワイトニング」といった方法もあります。
まず始めに一度歯科医へ行って自分専用のマウスピースを作成してもらいます。
その後、それに加えて専用の薬剤を持ち帰って自宅で定期的に歯にはめるという作業をします。
これを毎日繰り返すことで徐々に歯を白くしていく方法がホームホワイトニングです。
期間はおおよそ2週間〜1ヶ月ほどで、費用は1万円〜数万円という場合が多いです。
ホワイトニングによって思ったほど歯が白くならない、ホワイトニング後の色の戻りが早いといった場合はオフィスホワイトニングとホームホワイトニングを合わせて行う「デュアルホワイトニング」といった方法もあります。こちらも費用は数万円ほどかかります。
歯磨き粉をホワイトニング用のものに変える
歯科医で施術してもらう本格的なホワイトニングでは費用がかかりすぎる、もっと手軽にホワイトングをしたいという場合は、「歯磨き粉をホワイトニング効果あるものに変える」というのがお財布にもやさしくておすすめです。
人によっては歯磨き粉を変えるだけでもかなりホワイトニングできているのを実感できるかもしれません。
効果には個人差がありますので、まず一度使ってみてからご自身に合ったものを継続して使うようにしましょう。
以下にホワイトニング効果の高い歯磨き粉を4つご紹介します。
スーパースマイル(SUPERSMILE)
オーラルケア大国、アメリカで最も愛されているのがこのスーパースマイル。
「カルプロックス」という独自成分が有効に作用し、着色汚れを落としてホワイトニングに非常に効果を発揮します。
他のホワイトニングを謳った歯磨き粉は研磨剤が強くて歯を傷つけてしまうことがありますが、こちらは着色汚れを分解して除去するというところがポイント。
119gで3,000円強、お値段はしますがその分効果が実感できるでしょう。これを買えば間違いない!という歯磨き粉です。
アパガードリナメル(サンギ)
「ハイドロキシアパタイト」という独自の薬用成分が入っており、歯垢を吸着して除去したり、歯の細かいキズを修復して強くしたり、歯の再石灰化を促すことで歯を強くしたり、といった働きがあります。
歯の表面がツルツルになって、舌で触っても滑らかさを実感できますし、虫歯予防にも効果があります。
120gで2,000円強です。
コストを抑えたい…けどホワイトニングは期待したいという方は、ドラッグストアなどでも購入できるアパガードプレミオもおすすめです。
ハイドロキシアパタイトはこちらも入っていますが含有量は半分となります。こちらは1,100円ほど。
ブリリアントモア(ライオン)
無水珪酸や高濃度フッ素と呼ばれる成分が入っていて、かなり強めの効果が実感できるホワイトニング能力の高い歯磨き粉です。
毎回これを使うと歯の表面まで削って傷つけてしまうおそれがありますので、頻度を落として週1回ほど、歯の表面を優しく磨いてあげるのが効果的です。
ゴシゴシ磨くのはやめましょう。
90gで1,000円強です。
オーラツー プレミアムステインクリアペースト(サンスター)
着色汚れ「ステイン」を落とすことを目的として開発された歯磨き粉。
「ステインコントロール成分」が入っており、シャリシャリした細かい粒子がステインを落としてくれます。
写真のアロマティックミント以外にも、プレミアムミント、地中海シトラスミントといった3種類のフレーバーが楽しめます。
好みに応じてどうぞ。
100gで400円ほど。
↑他のホワイトニング歯磨き粉に比べて安価なので、私も普段からこちらを使っています^^
普段から丁寧な歯磨きを心がけていれば、これだけでもかなり効果を実感できるでしょう。
白い歯を維持する方法とは?
歯磨きの習慣を付ける
当然のことのように思うかもしれませんが、改めて「毎日歯磨きをする」ということが、歯を白く維持するための基本であり最も大切なことです。
出来れば朝起きたとき、昼食後、寝る前の3回がベストですが、昼食後は時間が取れず難しいという場合は朝と寝る前の2回は必ず磨きましょう。
一度習慣づけてしまえば、磨かずにいるのがとても気持ち悪く感じるはずです。
朝磨けば口の中がスッキリした状態で気持ちよく1日を迎えられますし、夜寝る前に磨けば快適な睡眠を得るのに役に立つことでしょう。
また、美容にはもちろんのことですが、虫歯になりにくい歯を作ることが健康維持にも役立ちます。
私の祖母は朝・昼・夕食後いつも歯磨きを欠かさず、歯医者さんへの定期検診も行っているのですが、いつも良く言われるのは「80代になってもこれだけ歯が抜けずに生え揃っていて綺麗なのは珍しい」ということで、祖母はそれが自慢なんだとか。
高齢になっても入れ歯や差し歯がなく自分の歯で食べ続けられるということはとても素敵で素晴らしいことですよね。
食生活に気をつける
食べ物や飲み物に気を遣うことも、歯を白く保つためには大事です。
例えば食べ物だとカレーや醤油などは長期間に渡って少しずつ歯に沈着汚れが蓄積していく原因となります。
またコーヒーや紅茶などは歯を汚す成分が含まれているため、多く摂りすぎると歯が少しずつ黄色くなってきたり黒くなってきたりしてしまいます。
ではどうしたらいいのでしょうか?まず、歯の汚れが気になるのであればコーヒーなど着色汚れになりやすいものを摂取しすぎることに注意しましょう。
もしくは、それでも飲むのを控えるのが厳しいという場合は、口の中に長い時間溜め込まず早めに飲んだり、飲んだ後すぐに口の中をゆすいだりといった意識をするだけで少しでも歯の沈着を抑えることができます。
また、飲み物をストローで飲むのも効果的です。
まとめ
今回の記事では、歯を白くする「ホワイトニング」についてまとめました。
歯を白く清潔に保つことは、容姿の改善に大きな効果があります。
歯をホワイトニングして、いつまでも若々しく健康な見た目をキープしましょう!
歯科医院でのホワイトニングは資金に余裕があるのであれば一度試してみてもいいかもしれませんが、お手軽に始めたいならまずは歯磨き粉をホワイトニング効果の高いものに変えるところから始めてみましょう。
お読み頂きありがとうございました!